インフォームドコンセント

 

最終更新日 2017/09/13 DscyOffice Top
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■ 説明と同意(インフォームド・コンセント)

 医療におけるインフォームド・コンセントとは,医師が患者にその病状をよく説明し,それに応じた検査や治療について十分な情報を提供し,患者はそれを十分に理解したうえで・誰にも強制されない自由な立場で検査や治療法を選択し,その同意に基づいて医師が検査や治療を行う・とい)ったことを意味する。換言すれば,医師からの十分な説明を患者が理解・納得・同意して検査や治療を受けることである。「インフォームド・コンセント」は,「説明と同意」,「十分な説明がなされたうえでの理解」などの訳語が用いられることがぁるが,あまり適切でないために・一般に「インフォームド・コンセント」という言葉が広く使わ れている。

インフォームド・コンセントの考え方の背景には,第二次世界大戦中における敵国の捕虜を使っての非人道的な人体実験が世の人々の非難の的と なったことがある。この人体実験はニュールンベルグ軍事裁判で厳しく糾弾され「ヘルシンキ宣言 と呼ばれる医の倫理の基本を示した宣言が出されるに至った。 この宣言では,人道的な見地から個人の人権尊 重を基に,人体実験について厳しい枠を設け・被 験者の強制きれない状況での自由意思を尊重するという原則が示されている。今ではこの原則が広く世界で容認されるようになり,日本でも患者主体の医療という考え方が導入されるようになった。

平成8年の受療行動調査(全国の外来入院患者を対象とした病院選択理由や受療内容などの満足度の調査が平成8年度から開始されている)によると,8割の患者が病状または病名について医師から説明を受けており,かつその説明を理解しているという。これは医師の患者に対する説明に関する認識の変化つまり,主役は患者であり・医 師は患者を診察した際には患者に情報を伝え・その説明の際には専門用語ではなくわかりやすい言葉を用いる必要性を認識してきた結果と考えられる。 一方,患者側の認識としても・医師に疑問点を尋ねることは当然のことになってきており・インフォームド・コンセントの概念は医療現場では徐々に日本になじんだ形で普及しつつある。
 また,説明に対して同意能力に障害のある人に対しては,患者の権利の観点から十分な配慮を払う必要があるのはいうまでもない。

 

 

 

 

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