歯科診療における画像の利用

 

最終更新日 2017/09/13

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 歯科医療の現場において画像を利用する場合には、主として以下の場合が想定されます。

      (1) 学会などでの発表のための画像の利用、画像データベースの作成。
     (2) 患者様へのモチベーション・コンサルテーションのための画像の利用。
     (3) 治療の為の直接的必要性のための利用。

(1) については、今でこそPCからのダイレクトな投影と言う方法も存在しますが、一般的には「スライド」におこしてプロジェクターで投影する方法が主流だと思われます。また、これらの画像を後に生かすためには、データベースとして如何に保存して管理するかと言った点が重要です。

(2) についてはリアルタイムな表示が望まれ、場合によってはプリントアウトして患者様に配布する場合も想定しなければなりません。

(3) については、たとえば「MBの色合わせ」や、「患者様の口腔内情報を技工士に伝達する」などがその代表的事例かと思われます。

それではこれらの目的のためにはどの様な方法が有るでしょうか?

銀塩カメラ(昔ながらの写真機)・デジタルカメラ・CCDカメラ・その他(スキャナー等)等の機器の使用が考えられますね。

  銀塩カメラの利用 デジタルカメラの利用 CCDカメラの利用 スキャナー等
画像を撮影する
昔ながらの写真機である
手軽であるが、特に出先ではバッテリーに気を遣う 一般的に持ち運びが不可(院内は可) PCが不可欠
画像を表示する プリントアウト・スライドなどで表示
但しフイルムスキャナーを使用すれば、モニターでの表示可能
PCモニター又はビデオモニターに表示 ビデオモニターに表示 PCモニターに表示
画像データの形式 アナログ デジタル デジタル デジタル
画像の編集 手軽 手軽 手軽
画像の複写・配布 複数のプリントによって対応 複写は手軽に可能
電子メディア(FPD等)により配布
onlineの配布も可能
複写は手軽に可能
電子メディア(FPD等)により配布
onlineの配布も可能
複写は手軽に可能
電子メディア(FPD等)により配布
onlineの配布も可能
画像のプリントアウト 現像・プリントの手間(一般には外注) プリンタでの印刷が可能 プリンタでの印刷が可能 プリンタでの印刷が可能
カメラの特性 (1) フィルムの現像が必要、フィルムがいっぱいになるまで現像しにくい等、表示の即時性に劣る 顔貌全体や、口腔内のミラーテクニックでの撮影 口腔内には向くが、顔貌全体をとらえるのには不向き
口腔内については色々な角度からの撮影が可能
生体をスキャンすることは不可能なので、主としてX線写真や、プレゼンテーション目的での雑誌のスキャン等に限定
カメラの特性 様々な用途に使用可 様々な用途に使用可 一般的に転用不可 OCR等他の用途への転用可
価格・保守 様々
フィルム・現像コストがかかる
様々 一般的に高価である 廉価

これらから、1つの方法で全ての目的を満たす方法はなかなか見つかりません。以下に当院において主として行っている方法を記載します。

  デジタルカメラ CCDカメラ Scaner
使用器材 MVC-FD7 PICT SCOPE GT-5000 FB620S

メーカー

Sony Yoshida Epson Canon

解像度

35万画素 35万画素 通常72dpiで使用 通常72dpiで使用

画像フォーマット

jpg Exif jpgで運用 jpgで運用
記録メディア FPD FPD・PCカード PC PC
PCとの画像やりとり FPD FPD SCSI・TWAIN SCSI・TWAIN
ビデオモニター接続 不可 不可 不可
撮影画像の対象 顔貌全体・デンタルフィルム

口腔内

一般画像資料類

パノラマフィルム

患者様へ画像表示 イメージファイルを通してモニターで 直接モニターで イメージファイルを通してモニターで イメージファイルを通してモニターで
         
備考   注1    

● 印刷 必要に応じてEpson PM・700C(カラーインクジェットプリンタ)で印刷。

注1 付属のイメージファイルはFujiのDF-20ですが、これは高いので他の汎用品を探した方が良いです。お奨めとしてはSony Media Converter DVMC・MS1 ¥66000が良いです。ただし、FPDは使用不可。使用可能メディアはPCカード・メモリースチック。

 最後に当院では以下のように利用しています。

● 当院では口腔内はヨシダのPICT(CCD・画像フォーマットはExif)を使用してますので、デジカメは主に顔貌やX線フィルムの撮影に使っています。使用器材は Sony  MVC-FD7(35万画素・画像フォーマットはjpg)です。
表示はPICT付属の(Fuji)DF-20をテレビモニターに繋いで表示しています。画像の管理等はPC内でMOを使用して、患者毎のディレクトリを作り保存しています。
DF-20は「FPDスロット」と「PCカードスロット」が有ります。但し DF-20は古くて高くてと言う代物です。
 ここで問題になるのは、DF-20は表示画像フォーマットがExifだけなので、MVC-FD7の画像をDF-20で表示させるのには以下の手順が必要だと言うことです。  
 手順1 jpgをExifに変換させる。
 手順2 DSC00000.jpg形式の名前に変換させる。
これでは事実上PCが無いと仕事になりません。

● さてMVC-FD7についてですが、患者毎にFPD1枚を割り当てて画像管理するのには便利です。難点は画像の読み込みに少し時間がかかることです。
 手製のリングストロボを作製して使う方法もあります。

● なぜスキャナーが2台有るか?
 GT5000でのX線フィルムのスキャンはうまくいきませんので、パノラマX線に限りFB620Sを使用しています。デンタルX線フィルムは小さいのでスキャナーよりデジカメの方が楽です。特にMVC-FD7は10倍ズームが付いているので接写がし易いです。
 ではなぜFB620Sでまかなわないかというと、FB620Sには1つ使いづらい点があります。それは、操作者が意図しないとき(1日1回のようだ)にCaribration(簡単に言うと色合わせ)が始まると言うことです。これが始まると数分間作業が中断しますので、急いでいるときには困ることがあります。慣れればなんと言うことは無いのでしょうが。たぶん慣れれば、FB620Sを中心にした運用になると思われます。⇒実際そうなった。

↑ 上記の内容はいささか古いものになってしまったかな。でもとりあえず。

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