インプラント事故

 

最終更新日 2017/09/13

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歯科医療事故例

   

★ 120910: インプラント訴訟

弁当チェーンの某社の社長が2012年8月18日にインプラントがらみの訴訟を神戸地裁に提起。報道によると
・ インプラントが抜け落ちて、新メニューの試食業務に支障が出たとして慰謝料など1,360万円の損害賠償請求。
・ 2001年に左奥歯に2本のインプラント施術。翌年にその内の1本が抜けて再度の治療にもかかわらず2012年3月に再度の脱落。
・ 現在硬いものは右側でしか咬めず、「メニュー開発に必要な試食や、試食に基づく適切な判断が困難になった」「咀嚼に時間がかかって執務時間も圧迫された」との主張。「社にも損害が生じ、精神的な苦痛を受けた」として、慰謝料600万円、支払った治療費485万円の損害賠償請求。
・ 治療の際に、歯科医師から「インプラントは数十年か、一生保つ」と言われた。

★ 120618: トロントコンセンサス

最近のインプラント絡みの訴訟の基準になるのは「トロントコンセンサス」と言われています。私はこの内容を詳しくは解らないんですが、「トロントコンセンサス」に関する書籍は多数でているようですので、インプラントを行っている人は一読することをお勧めします。なお、伝聞ですが以下のような内容が入っているらしいです。
(1) 患者と歯科医の両者が満足する(機能並びに審美的な上部構造を良く理解している)。
(2) 痛み、不快感、知覚の不具合、感染などの徴候がない。
(3) 臨床的診査にて、個々の連結されていないインプラントの動揺はない。
(4) 機能下1年以降の経年的な周囲の垂直的骨吸収は、0.2mm以下。
 
なお国内のインプラント訴訟の判決には
・ 成功基準年数: 10年(私費の補綴物でも10年の判例がありますね)
・ 耐用年数: 15年
※ 医療に耐用年数と言う言葉を使えるか非常に疑問。例えば、メガネを作った。そのメガネの耐用年数はいくらというのと同じ。この場合、使わなければ数十年とでもいえるのでしょうが。
【参考】
# 1978年のハーバード・コンセンサス会議におけるインプラントの成功基準
・ インプラントの動揺は1mm以内など。
# 1982年のトロントコンセンサス会議
・ インプラントの動揺は0.2mm以内など。
# 1988年のNIHコンセンサス会議
・ 
# 1998年のトロントコンセンサス会議2
・ 前述

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