周術期口腔機能管理
Top 最終更新日 2019/07/24

■ 適応疾患(P10)

・ がん手術・放射線治療・化学療法・心臓手術・臓器移植。
・ 歯科病名がなくても、「術後合併症」などの病名でOK。

■ 治療の流れ

・ 医科より、文書提供
・ 周術期口腔機能管理計画の策定
・ 管理計画に基づいて、入院前、入院中、退院後の口腔機能管理を行う。
・ 管理内容の情報を文書により患者に提供する。

# 治療の流れ(P8)

(1) 医科 → 歯科: 診療情報提供(250点)【文書有り】
(2) 歯科: 周術期口腔機能管理計画の策定(300点)【文書有り】
(3) 歯科: 周術期口腔機能管理料(気裡院法複隠坑暗澄法敲現駘り】
(4) 歯科 → 医科: 文書は?一応出そうと思うが。
(5) 歯科(手術後): 周術期口腔機能管理料(気裡押法複隠坑暗澄法敲現駘り】

■ 必要文書(P7)

(1) 診療情報提供書 術前 術後
(3) 周術期口腔機能管理計画書
(4) 周術期口腔機能管理報告書 術前 術後
(5) 返事
(6) 同意書
(7) 患者への報告 初回 2回目以降
(8) 患者説明用のリーフレット

■ 管理計画書への記載内容(P11)

・ 基礎疾患の状態・生活習慣
・ 主病の手術の予定
・ 口腔内の状態等(現症および手術等によって予測される変化など)
・ 周術期の口腔機能の管理において実施する内容
・ 主病の手術等にかかわる患者の日常的なセルフケアに関する指導方針
・ その他
・ 細菌測定器で細菌数の測定

■ 周術期治療のメリット

・ 肺炎などの術後合併症の発症頻度を減少させる。
・ 放射線治療や化学療法時の有害事象を減少させ、治療の完遂率をあげる。
・ 心臓手術では感染性心内膜炎(IE)などの感染を予防する。

■ 心臓手術の口腔管理(P40)

・ 急性心梗塞発症後3ヶ月は歯科治療禁止。除痛処置のみ。抗血小板薬の投与に注意。
・ 感染性心内膜炎をおこす可能性のある歯科処置: 出血を伴うすべての歯科処置。感染根管処置も。
・ 時にはスケーリング前にも抗菌剤の予防投与が必要。サワシリン2.ogを歯科処置1時間前に経口投与。
リスクの少ない患者では500mg。

■ 抗血栓療法と歯科治療(P45)

・ PT-INR3.0以下。できれば2.5以下が望ましい。72時間以内の検査が望ましい。

■ 心臓手術患者に対する口腔管理の実際

# 心臓手術前の抜歯基準

・ 歯肉腫脹、疼痛、発赤、排膿などの感染症状がある歯。
・ 8mm以上のポケットがある歯。
・ 5mm以上の根尖病巣がある歯。
・ 智歯周囲炎の既往のある歯。

# 致死的疾患の原因になる歯は、安全に処置できる間に対処する。

# 退院後

■ 口腔水分計ムーカス(P100)
・ 27〜31が境界域で31未満の場合には口腔乾燥状態と判断。


・ 参考: 周術期口腔機能管理の基本がわかる本 クインテッセンス出版
・ 参考: これからはじめる 周術期 口腔機能マニュアル 末永書店

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