シタネストオクタプレシン
Top 最終更新日 2019/08/27
各麻酔液の比較  

■ 歯科用シタネストオクタプレシンカートリッジ【平成29年9月20日現在・抜粋】

【劇薬】【処方箋医薬品】
保管に注意

貯法: 遮光し、凍結を避けて15℃以下に保存
使用期限: 製造後2年

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1 メトヘモグロビン血症のある患者〔代謝産物のオルト‐ トルイジンがメトヘモグロビンを産生し症状が悪化す る。〕
2 本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既 往歴のある患者

【組成・性状】
・ プロピトカイン塩酸塩: 3%
・ フェリプレシン(バソプレシン昇圧活性として): 1。8ml中に0。054単位
・ 添加物: 塩化ナトリウム。パラオキシ安息香酸メチル。酢酸ナトリウム。酢酸。クロロブタノール。pH調節剤。

【効能又は効果】
歯科・口腔外科領域の手術・処置における浸潤、伝達麻酔

【用法及び用量】
一般に成人に対して1回1管(1.8ml:プロピトカイン塩 酸塩として54mg、フェリプレシンとして0.054単位)を注 射する。
ただし、麻酔部位、麻酔手技、手術術式、年齢等により用 量を適宜増減する。

【使用上の注意】

1 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1) 高齢者又は全身状態が不良な患者〔生理機能の低下に より麻酔に対する忍容性が低下していることがある。〕
(2) 心刺激伝導障害のある患者〔症状を悪化させることが ある。〕
(3) 重症の肝機能障害又は腎機能障害のある患者〔中毒症 状が発現しやすくなる。〕

2 重要な基本的注意
(1) まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあ るので、本剤の投与に際しては、十分な問診により患 者の全身状態を把握するとともに、異常が認められた 場合に直ちに救急処置のとれるよう、常時準備をして おくこと。
(2) 本剤の投与に際し、その副作用を完全に防止する方法 はないが、ショックあるいは中毒症状をできるだけ避 けるために、次の諸点に留意すること。
1) 患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
2) できるだけ必要最少量にとどめること。
3) 血管の多い部位(顔面等)に注射する場合には、吸 収が速いので、できるだけ少量を投与すること。
4) 注射針が、血管に入っていないことを確かめること。
5) 注射の速度はできるだけ遅くすること。
6) 前投薬や術中に投与した鎮静薬、鎮痛薬等による呼 吸抑制が発現することがあるので、これらの薬剤を 使用する際は少量より投与し、必要に応じて追加投 与することが望ましい。なお、高齢者、小児、全身状態が不良な患者、肥満者、呼吸器疾患を有する患 者では特に注意し、異常が認められた際には、適切な処置を行うこと。
(3) 注射針が適切に位置していないなどにより、神経障害 が生じることがあるので、穿刺に際し異常を認めた場 合には本剤の注入を行わないこと。
(4) 本剤の投与により、誤嚥・口腔内咬傷の危険性を増加 させるおそれがあるので注意すること。

3 相互作用
併用注意(併用に注意すること)
クラス抗不整脈薬(アミオダロン等): 心機能抑制作用が増強するおそれがある。

4 副作用
使用成績調査等の頻度が明確となる調査を実施していないため、 副作用発現頻度については不明である。
(1) 重大な副作用
1) ショック: 徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チ アノーゼ、意識障害等を生じ、まれに心停止を来す ことがある。また、まれにアナフィラキシーショッ クを起こしたとの報告があるので、観察を十分に行 い、このような症状があらわれた場合には、適切な 処置を行うこと。
2) 意識障害、振戦、痙攣: 意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分 に行い、このような症状があらわれた場合には、直 ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3)メトヘモグロビン血症: まれにメトヘモグロビン 血症があらわれることがある。チアノーゼ等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切 な処置を行うこと。
4) 異常感覚、知覚・運動障害:注射針の留置時に神経 に触れることにより一過性の異常感覚が発現することがある。また、神経が注射針や薬剤あるいは虚 血によって障害を受けると、まれに持続的な異常感覚、疼痛、知覚障害、運動障害等の神経学的疾患が あらわれることがある。

(2) その他の副作用
眠気、不安、悪心など

5 高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能の低下により麻酔に対する 忍容性が低下しているので、患者の全身状態の観察を十 分に行いながら慎重に投与すること。

6 妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の 有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与 すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立してい ない。〕

7 小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。

9 適用上の注意

(1) 使用回数: 本品は一回限り使用のディスポーザブル 製剤であるので、再度の使用は避けること。〔使用し たカートリッジには、患者の体液が逆流している可能 性がある。〕
(2) 注射速度: 強圧をかけずにできるだけゆっくり注射 すること。〔骨膜下への強圧注射は組織の損傷又はガ ラスチューブの破折につながるおそれがある。〕
(3) 使用目的: 歯科用にのみ使用すること。

【薬効薬理】
・ 作用機序: プロピトカイン塩酸塩は、神経膜のナトリウムチャ ネルをブロックし、神経における活動電位の伝導を可逆的に抑 制し、知覚神経及び運動神経を遮断する局所麻酔薬である。
・ 麻酔効果: 動物実験(ウサギ、モルモット等)で、浸潤・伝達麻 酔によるプロピトカイン塩酸塩の局所麻酔効果は、リドカイン 塩酸塩とほぼ同程度であった。
・ フェリプレシン(オクタプレシン)の作用
(1) 作用部位: フェリプレシンの血管収縮作用は、主として毛細 血管系の静脈側に作用するため、組織酸素圧の低下を来さず、 アドレナリンよりも局所障害性が少ない。
(2) 麻酔効果: 3%プロピトカイン塩酸塩に0.03単位/mLフェリ プレシンを配合したとき、従来のアドレナリン配合の局所麻 酔剤と同等の麻酔作用を示した。

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